介護のお悩み相談

~ケアマネジャーへ介護の相談をする時に気を付けるべきこと~

勇気を出して最初の窓口へ相談をした後、実際に介護保険サービスを利用するようになれば、切っても切り離せないのがケアマネジャーとの繋がりです。

 今回はケアマネジャーへ相談する時に気を付けるべきこと3選というテーマで話をしていきます。

結論からいいますと、気をつけるべきこととしては以下の3点です。

  • 複数の社会資源の選択肢が提示されているか?
  • 利用者、家族の意見がきちんと反映されているか?
  • 誰かのお金儲けに繋がっていないか?

この3つです。

まず、介護の相談をする時に損をしない為に前提として押さえておかなければならないことがあります。

それは「介護保険制度とは利用者が契約によってサービスを利用できる」ということです。

ここでいう利用者とは、基本的に介護保険サービスを利用する高齢者本人のことを指します。

したがって、高齢者が契約によって利用するサービス事業所を選ぶことが出来る。ということです。

それではポイント1つ目から順番に解説していきます。

ポイント1つ目

  • 複数の社会資源の選択肢が提示されているか?

まず、社会資源とは何か、ですが、簡単にいうと社会資源とは生活の中で、利用可能なサービスや、制度などのことです。

(例) 各種制度、サービス、人材、組織・団体、活動、情報、拠点、ネットワークサービス事業所や、介護保険制度も社会資源になります。

それらを複数選べるように選択肢を提示してもらっているか?を見ていきます。

前述しましたが、高齢者が利用するサービスを選んで契約することが出来るという前提を押さえて考えれば理解ができると思います。

皆さんが住む地域にも無数の社会資源があります。

皆さんが相談した人がそれらをきちんと把握した上で相談に乗ってくれているか?

または、把握は出来ていなくても、把握するように努めていたり、分からないこととでも後からきちんと調べて提示してくれる誠意が感じられるかで判断するといいと思います。

よくあるのが、安易にお金のかかるサービスを提示されたり、複数の選択肢があることを説明することなく、固定した事業所を提案してきたり、相談した相手が所属する系列のサービスを提案するなどがあります。

こういった提案をしてくる背景には以下の理由があります。

・相談を受けた側が、サービス事業所と連絡するのに手間がかかる

・事業所間でも連携が取りやすい事業所と取りづらい事業所がある。

・自分が所属する系列へ誘導した方が会社が儲かる

こういう理由がありますので、相談する相手はきちんと選んだ上で適切なサービスを意向に沿って利用していきましょう。

ポイント2つ目

  • 利用者、家族の意見が反映されているか?

これは、契約した利用者からの目線からしたら当たり前と思う人も多いと思います。しかし実際に相談を受けるケアマネジャーの種類にはそれぞれ役割があります。

居宅介護支援事業所のケアマネジャー

・主に在宅(家)で生活する高齢者が生活できるようサービス調整を行う役割

これから相談をしようと考えている多くの利用者、家族の方がお世話になるであろう居宅介護支援事業所のケアマネジャー

多くの会社で他のサービス種別(デイサービスやヘルパー事業所など)の事業所と併設されることも多いです。

その業務の性質上、デイサービスなどの在宅サービスを利用しないと居宅介護支援事業所へもお金が入ってこない仕組みとなっている為、本人や家族が介護保険施設へ入所の意向を示しても、在宅サービスを勧められ不信感を抱く方がいます。

そのような違和感を感じた場合には、ケアマネジャーが利用者、家族の意向を汲み取れていないなどの理由で意向が反映されていない可能性があります。

まずはきちんと意向を伝えてみましょう。それでも反映されていないと感じる場合には再度意向を伝えるか、それでも改善が見られなければケアマネジャーの変更も検討しましょう。

昔は措置制度といって、高齢者やその家族には、サービスを利用したくても選択の余地はありませんでした。でも今は違います。利用者が主体となって利用したい事業所を選べる時代になっています。したがって、ケアマネジャーの変更や、居宅介護支援事業所(ケアマネジャーの事務所)の変更も可能です。

施設ケアマネジャー

介護施設の中に常駐しているケアマネジャー

施設ケアマネジャーは入所してからお世話になりますが、配置されている人数も少ないです。1人のみの配置となっている場合もあります。

そんな場合は、ケアマネジャー自身の変更が出来ない場合もありますので、施設入所の際はそこの施設のマンパワーなども含めて慎重に検討されることをお勧めします。

ポイント3つ目

誰かのお金儲けに繋がっていないか?

ポイント1つ目に繋がりますが、会社ぐるみで、同系列のサービス事業所を提案する事業所もあります。

複数のサービス事業所を提案し、メリットとして同系列をサービス利用するメリット(連携がスムーズなど)を説明すれば特段問題ありませんが、中には、同じ系列のサービス事業所のみを提案する事業所もいます。

ポイント1に戻りますが、ポイント3の点も含めて複数のサービス事業所を提案されているか、同系列のサービス利用をするメリット、デメリットを考えて判断するようにしましょう。

世の中には様々なケアマネジャーがいます。人によっては相性が合う人、合わない人もいると思います。介護保険の根底にある考え方は、介護が必要な人が自分の能力に応じて自立した生活ができるようにしていくことです。利用者が自分の強みを引き出しながら側で支えてくれるケアマネジャーを探していきましょう。