みなさん、こんにちは ふくしっ子ブログのいろは子です。
私が、介護の業界に飛び込んで14年目を迎えますが、これまで様々な高齢者や、それらを取り巻く、家族や友人、介護従事者を見てきました。そんな中で、もう少し早く相談できていれば、このような結末にならなかったのでないか?と思われる事例が山ほどありました。
そんな私が感じる、「家族らが介護の専門家へ相談するタイミング」について話したいと思います。
~介護の専門家へ相談するタイミング~
結論からいうと、介護の専門家へ相談するタイミングとは、
ズバリ普段と何か違う違和感を感じた時。です。早ければ早いに越したことはありません。
それは、物忘れ。のことかもしれません。床から立ち上がる際のふらつき。かもしれません。普段ずっと一緒にいる家族は分かりづらいとこともあるかと思いますが、何か普段と違うなと感じたことがあった時には相談すべきです。
病院へ検査に行くのと同じで、何もなければ、何もなかったね。で済みます。
私が、一番良くないと感じることは、何か違和感を感じても、生活スタイルに変わりはないからとそれを放置してしまうことです。
放置して悪化の一途を辿ってから手立てを打とうとしても遅いのです。
介護の世界では、些細な変化を記録に残すことも多く。それらが後に大きな問題へ繋がる恐れがあったり、逆に初期段階からの介入へ繋がり、それ以上悪化しないよう予防にも繋がることも少なくはありません。
~具体的な相談する機関~
①近隣の地域包括支援センター
地域包括支援センターには、介護の専門家の主任ケアマネジャーをはじめ、地域の福祉関係者との繋がりがある社会福祉士、取得までに看護師の資格を必要とする保健師などの職種が配置されており、行政の出先機関としての位置づけでもあります。きっと、困っている高齢者や家族などの助けとなってくれることでしょう。
- ②地域の居宅介護支援事業所
居宅介護支援事業所には、地域の要介護認定を受けた高齢者などが介護保険サービスをスムーズに利用できるよう、諸手続きや連絡調整を行うケアマネジャーがいます。ケアマネジャーは、地域の社会資源であるデイサービスやヘルパーさんがいる訪問介護事業所などとも繋がっており、様々な支援の引き出しを持っています。
- ③地域の民生委員
地域の民生委員は、友愛訪問をして高齢者宅を回っています。友愛訪問とは対象となる高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らせるよう、対象者の自宅を訪問し、安否確認と孤独感の緩和を図ることを目的に実施する活動です。民生委員は地域との繋がりが特に強く、実情を把握している為、相談すると前述した地域包括支援センターや、信頼する居宅介護支援事業所のケアマネジャーへ繋げてくれることもあります。
- ③地域の介護事業所
地域の介護サービス事業所は高齢者へ分かりやすいように大きな看板を設置している事業所も多いです。ケアマネジャーとの繋がりも深いので近くに気になる事業所がある際には、一度連絡して確認してみても良いかもしれません。
終わりに
高齢者の状態は、日常の生活の中で日々刻々と変化します。それらは、目に見えていますが、普段一緒にいる時間が長いほど気づきづらいものです。
悪化して困った状態になってから相談しても打てる手立てが限られてしまう場合も多いです。
そのような状況が進行し手立ての選択肢がなくなる前に相談し予防することが大切です。
もう一度言いますが大切なことは、
- 違和感を感じている段階で、放置しないこと
- 一人で抱え込まずに不安なことや分からないことがあれば誰かに相談し頼ること。です
大切な、おじいちゃん、おばあちゃんが健康寿命を延ばし末永く元気でいられるよう、
違和感を感じたら然るべき窓口へ相談していきましょう。
明日は、
~ケアマネジャーへ介護の相談する際に気を付けておくべきこと〜です。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
みなさん大好きです。